初雁歯科クリニック
新宿御苑前駅徒歩1分の歯科医院

当院の感染症予防対策への徹底した取り組みについて

たくさん歯を失うということは、こういうことかと妙に実感した話

こんにちは。歯を失う原因は大きく『虫歯、歯周病、力』が挙げられます。特に歯周病は痛くないことが多く、気がついた時にはたくさんの歯がグラグラゆれて一気に歯がなくなることが往々にしてあります。

無くなった歯の部分を補う補綴処置の王道はブリッジです。今回はブリッジを例にして歯を失うことについてお話ししたいと思います。

13本分のブリッジ(差し歯)

このロングブリッジ、上顎の奥歯一本以外は全て補綴で繋がっています。手に乗せてみるとずっしりとした重量感。『これが口に入るって、どれくらい重くなるんだろう?』と身近な物と比較してみました。

13本分のロングブリッジを計測。金銀パラジウム合金に硬質レジン(プラスチックみたいなもの)でコーティングしたブリッジ

まずロングブリッジは24g。

100円玉を計測

100円玉5枚で24g!

受付の文具

受付にあった消しゴムとマジックで24g!!

ということは単純に考えると、上顎に『100円玉5枚』、『消しゴムとマジック』を常にぶら下げているということと同じではありませんか!!

ちなみに人間の歯の重さは、上下顎合わせて約40gあると言われています。親知らずを除けば28本永久歯があるので単純計算で一本約1.5g前後です。ただしこれは根の部分まで含めた重さ。

今回の13本ロングブリッジは7本の歯で支えられており、ブリッジに含まれない歯が1本あるのでざっとですが(7+1本)×1.5g +24g=40.8g 上顎だけだと約20gなので40.8g−20g=20.8g 余分に重くなることになります。片顎分の歯が増えるのとほぼ変わらない重さですね。

この13本ブリッジは7本の歯で支えられています

なんだかすごく悲しくなりました。

こうして他のもので置き換えてみると、歯を失うということがどれだけ大変なことなのか妙に説得感がありませんか?

特に歯周病は口腔内だけではなく全身の健康に大きく影響します。

歯周病と全身疾患の関係についてはこちらのYouTubeへ

皆様、どうか全身健康のためにもお口の健康を意識してあげてください。口腔ケア無くして全身の健康はあり得ません。

初雁歯科クリニックでは、歯磨き指導やクリーニングに力を入れています。定期検診はもちろんですが、毎月口腔ケアをしたい方への特別なクリーニングもご用意しています。

ご自身の健康のためです!少しずつでも口腔ケアへの意識を高めて行きましょう!