歯科におけるボツリヌストキシン治療セミナーを受講してきました

休日セミナー【歯科におけるボツリヌス治療】にお招きいただき、受講してきました。今回の講師の先生は歯科最大の専門誌クインテッセンスにも執筆なさっている古畑梓先生でした。

歯科ボツリヌス療法についてはすでに当院でも各種施術メニューがあります。簡単に言うと、咬む筋肉や唇の動きに作用する筋肉にボツリヌストキシンを作用させて、筋肉を緩める治療です。（ボツリヌストキシンといっても毒ではなく、ボツリヌス菌が産出するタンパク成分です。）

長引くマスク生活や生活様式の変化などのストレスのせいか食いしばりや歯軋り、歯の破折や知覚過敏に悩みボツリヌス治療を受けられる患者様が増えました。

また、ニコッと笑ったの時に前歯の歯ぐきが剥き出しになるガミースマイルやアゴ先にできる梅干しジワに悩んでお越しになる患者様も増えています。

今回のセミナーでは、実習からは日々の臨床ででてきたちょっとした疑問点や、いつもとまた違った施術法を学べました。そして座学からは医科で美容以外にもボツリヌス治療がどのように応用されているか、データや症例写真を見ながら学ぶことができ、とても有意義でした。

『歯が折れた』『被せものが破れたりよく外れる』『頭痛、肩こりがひどい』『虫歯じゃないのに歯がしみる（知覚過敏）』『歯の根本がえぐれている（楔状欠損）』などの方は、次の動画を参考にちょっとセルフチェックしてみてくださいね。

動画のように、奥歯でギュッと何度か噛みしめてください。モコっとエラ部分が盛り上がりませんか？

盛り上がった方はもしかしたら噛みしめる力が強すぎるかもしれません。

施術は麻酔を除いて10分以内に終了します。効果は3〜5日後から徐々に現れ、個人差はありますが3〜6ヶ月間効果があります。永遠に打ち続ける必要はなく、反復投与で投与期間は長くなってゆきいずれは打たなくても良くなるデータもあります。

もし上記症状にお悩みの方がいらっしゃいましたら、どうぞお気軽にご相談ください。

※ボツリヌス治療は自由診療で44000円と再診療2000円になります。（2022.3.28現在）詳しくはこちらのページをご覧ください。