セラミックの被せ物を入れた患者さんへ
歯とセラミックを長持ちさせるために正しいオーラルケアはもちろんですが、当院では以下の治療法をおすすめしています。
1.咬筋ボツリヌス療法
咬筋ボツリヌス治療は、歯ぎしりや食いしばりによる歯への負担を軽減する効果があります。歯ぎしりや食いしばりは、被せ物にかかる圧力を増加させ、被せ物の割れや歯ぐきの炎症を引き起こす原因となります。咬筋ボツリヌス治療は、ボツリヌストキシンを使って咬筋の緊張を和らげ、歯ぎしりや食いしばりを抑制する効果があります。これにより、被せ物にかかる負担を軽減し、被せ物の寿命を延ばすことができます。
2. マウスピース
マウスピースは、歯ぎしりや食いしばりを行う際の歯同士の接触を緩和する役割があります。特に寝ている間やストレスを感じた時など、無意識に歯ぎしりや食いしばりを行うことが多いため、マウスピースの使用は有効です。マウスピースは、歯科医院で患者様のお口に適合したものを作成します。正しいマウスピースの使用により、被せ物への負担を軽減し、歯を長持ちさせることができます。
咬筋ボツリヌス治療とマウスピースの併用は、ご自身の歯はもちろん、被せ物の耐久性を高めるために効果的です。
歯科医師との相談の上、適切な治療プランを立てることをおすすめします。