新宿御苑前 初雁歯科クリニック
新宿御苑前駅徒歩1分の歯科医院

当院の感染症予防対策への徹底した取り組みについて

歯も年齢を重ねます~疲労蓄積によって起きた奥歯の破折~

「何年も前に治した歯が欠けていた」

患者様ご自身は気づいていなくても、歯科検診でそのようなトラブルが見つかることは少なくありません。

今回ご紹介するのは、まさにそのような症例です。

患者様は50代女性。他の歯の治療でお越しになられた際、右上の奥歯にひび割れが見つかりました。

銀歯の状態からも、長期間使用されていた修復物であったことがうかがえます。

長年問題なく使えていた歯が突然割れたように感じるかもしれません。しかし、歯は何年も毎日休むことなく働いています。

食事だけでなく、無意識の食いしばりや歯ぎしりによっても少しずつ負担が蓄積されます。

その負担は歯の中に目に見えない小さなヒビとして蓄積し、やがて目に見える亀裂となり、最終的には破折につながることがあります。

また、年齢を重ねるとお口の環境も少しずつ変化します。

唾液の分泌量が減少することで虫歯や歯周病のリスクが高くなり、さらに歯やにも変化が起こります。

歯髄(歯の神経の部屋)は年齢とともに狭くなり、痛みや刺激を感じにくくなるため、問題が起きていても気づきにくくなります。

そのためミドルエイジ以降では、

「昨日まで何ともなかったのに急に歯が欠けた」

と感じることがありますが、実際には長い年月をかけて少しずつ進行していたケースも少なくありません。

初雁歯科クリニックでは主訴となっている歯だけでなく、お口全体の状態を確認しています。

詰め物や被せ物の劣化
歯のヒビや破折
咬み合わせによる負担

など、症状が出る前の変化が見つかることもあります。

「まだ大丈夫」と思っていても、検診によって思わぬトラブルを未然に防げることがあります。

当院では

「今ある自分の歯をできるだけ長く使うこと」

を大切にしています。

年齢を重ねても、ご自身の歯でおいしく食事ができるように。

定期的なチェックで、歯の小さな変化を一緒に見守っていきましょう。

レントゲン写真。破折部分は歯髄から離れた位置に留まっている。
古い銀歯と破折した歯質を取り除いた状態です。
幸いにも破折は歯根まで及んでおらず、
歯を保存できる状態でした。
ゴールドインレーで修復を行いました。
ゴールドは適度なしなやかさがあり、

奥歯にかかる強い力を受け止めやすい材料です。
また適合性にも優れており、長期的な安定が期待できます。